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日本特撮アーカイブ様に技術協力いたしました。
「日本特撮アーカイブ」の“3Dスキャニングによるデジタルアーカイブの試み”に技術協力いたしました。
2020年度に引き続き、「日本特撮アーカイブ」の2021年度の試みとして、須賀川特撮アーカイブセンター(福島県/須賀川市)で保存管理されている戦艦「三笠」のミニチュアの3Dスキャニングを行い、データアーカイブ保存に技術協力いたしました。
幅約6メートルの戦艦「三笠」の模型の3Dアーカイブ化の実験的取り組みが、令和3年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業の助成を受け、東宝株式会社の協力のもと、実施されました。
当社では、幅約6メートルの大型模型である戦艦「三笠」を「ハンディスキャナー」と「フォトグラメトリ」の2つの手法を用い、3Dスキャニングを行い、細部にわたる作りこみのデータ化と色の再現性などに配慮して、デジタルアーカイブデータの検証作業を実施しました。
今回3Dアーカイブ化を行った戦艦「三笠」のミニチュアは、後世に残る貴重なものでありながら、サイズが大きいことから容易に移動することが難しく、現地でしか見ることが出来ないものでしたが、細部に至るまでの3Dデータ化をすることで場所にとらわれず鑑賞を行う事が可能になりました。また収蔵庫の中でしか見ることができない背面や底部など、あらゆる角度からの鑑賞を可能とします。
日本が誇る特撮における貴重なアーカイブ活動に3Dデジタル技術による貢献ができることを光栄に感じます。


戦艦三笠:保管場所(須賀川特撮アーカイブセンター収蔵庫内)

約2日掛けて、1000枚以上の高解像度画像を取得し、細部に至るまで3Dデータ化を実施

細かなディテール部分もデータ化


日本特撮アーカイブ
「日本特撮アーカイブ」は、2010年度から5年に渡って森ビル株式会社が受託した、文化庁「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」の中で行った調査研究からスタートし、2017年度からは同社が事務局となり「文化庁メディア芸術アーカイブ推進支援事業」の助成のもと、資料の保管・修復のための活動に発展し、継続されてきたプロジェクトです。CGの発展、資料保存場所維持の困難さ、スタッフの高齢化などにより、制作・撮影などの技術を後世に伝える貴重な資料や情報が失われてゆく中、庵野秀明、氷川竜介、樋口真嗣、尾上克郎、原口智生、三池敏夫、西村祐次らが発起人となり2017年にアーカイブ活動を推進するNPO法人「アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)」も設立され、現在も保存活動を継続しています。
2018年度には中間制作物(ミニチュアなど)の修復・復元を推進するため、今回の3Dアーカイブ化の対象にもなった「日本海大海戦」(1969)に登場する戦艦「三笠」のミニチュアの修復を実施。また、2019年度には須賀川特撮アーカイブセンターへの収蔵品のリスト化作業を実施し2020年11月に開館した須賀川特撮アーカイブセンターの収集保存活動に貢献しました。
2020年度からは新たな試みとして、怪獣の着ぐるみなどの立体物の3Dスキャニングを行い、デジタルアーカイブ化を試行しています。
https://atac.or.jp/
特定非営利活動法人 アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)
特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構(英名/Anime Tokusatsu Archive Centre、略称/ATAC)は、アニメと特撮の文化を後世に遺し、継承していくことを目的に、2017年6月に設立した特定非営利活動法人(NPO法人)です。
アニメや特撮に関する様々な資料を保全し、これらを活用した普及啓発を行い、アニメと特撮の文化を継承するアーカイブ活動を推進しています。
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